株式会社ディ・キャスト

事業内容

主たる業務

デジタルデータ放送のコンテンツ制作、運用支援

2006年から北海道テレビ放送(HTB)の地上デジタル放送開始に伴いデータ放送コンテンツの制作・運用支援を行っています。
データ放送コンテンツに開発にはARIB(一般社団法人電波産業会)で規定されたBML(Broadcast Markup Language)を用いる必要があります。
BMLはXHTMLとECMAScriptなどで構成されており、放送局側からコンテンツに動きを与えたり、通信機能を使った双方向サービスなどの放送用拡張関数が実装されていて、パソコンやスマホとはまた違ったテレビ受像機ならではのコンテンツ制作のノウハウが必要です。
また、テレビ受像機に実装されているBMLブラウザーはメーカー毎に動作の差異があるため、HTBのデータ放送用検証設備を用いた動作確認を行っています。
併せて、常に最新情報を更新出来るようにCMS(コンテンツ管理システム)も自社開発をすることで、データ放送以外にもホームページやL字放送にもワンソース マルチユースに対応した運用を行っています。

次世代データ放送サービスとしてHybridcastコンテンツの制作研究も行っており、VOD再生やハイブリッドキャストコネクトを利用したスマホ連携などの実験的な取り組みも行っています。

  • HTBデータ放送トップ画面
    HTBデータ放送トップ画面
  • L字情報と連携した災害情報画面
    L字情報と連携した災害情報画面
  • 医TVの番組連動画面
    医TVの番組連動画面

Webサイトの企画、制作

当社ではHTBのWebサイト(https://www.htb.co.jp)の制作・管理を担当しているほか、HTBで培った技術力をベースに、他企業や自治体関連のWebサイト制作も行っています。
ご要望に応じて、サーバー構築や各種CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の導入支援、問い合わせ・応募フォームの提供、システム受注開発なども承ります。

放送局の関連会社として培った経験を生かして、番組、イベント、スポーツ、営業案件など、目的やご要望、納期に合わせて最適なWebサイトをご提案し、提供します。

映像用DVD・Blu-ray Discの企画、制作

いくつかの工程を経て、DVDやBlu-ray Disc(BD)が出来上がります。

DVDやBlu-ray Disc(BD)にはそれぞれ仕様が存在し、最大容量やビットレートの上限、禁則処理、フラグ管理などが細かく決まっています。
それらを踏まえつつ、何枚組にするか、メニューはどうするのか、どのように画面が遷移していくかなどを仕様書にまとめます。

次に、制作現場から完パケの原盤(昔はテープでしたが今はファイル)が上がってきたら、まずは映像チェック。
映像内にある細かなキズやブロックノイズなどを確認するだけではなく、テロップの誤字脱字(外国語の場合はそのチェックも含む)、表記ゆれ、文法の間違い、地名人名のチェック、時にはクイズのような豆知識が問われることがあります。
映像素材に問題が無くなったら、仕様に沿ってエンコード(DVDはMPEG2、BDはMP4)工程に進みますが、ディスクに入る最大容量に合わせつつのエンコードはビットレートの細かい調整が必要になります。

音声についてもチェック。副音声が存在する場合は2倍の時間が必要になります。

メニューに使う静止画素材についても仕様に沿ったものか、ボタンとして正しく機能するかなどをチェックします。

そして、映像素材・音声素材・静止画素材をまとめつつ、リモコンでのキー操作やシークレット動作の設定、画面遷移などが仕様書通りに正しく動作する(あるいは正しくない動作をさせない)ようにプログラミングをして、1枚のディスクとして動作するようにしていくオーサリングという工程を経て、マスターディスクが作成されます。

このマスターディスクを検証し、工場へ搬入するとプルーフディスクが作成されるので、今度はプルーフディスクを検証。
プルーフディスクが問題なければプレス工程を経て、ディスクが完成します。

この一連の制作工程の進捗管理も業務の範囲内となっており、パートナー企業との調整もしつつ、発売日にディスクが店頭に並ぶまで責任を持ちます。

HTBで発売されるほぼすべてのDVD・BDは上記のような工程を当社で担当しています。
また、番組系以外にもイベントや自治体向けのDVD制作なども行っています。


これまで当社が担当してきたDVD・Blu-ray Disc

水曜どうでしょう
ハナタレナックス
おにぎりあたためますか
ドラバラ鈴井の巣
いばらのもり
FFFFF(エフファイブ)
チャンネルはそのまま!